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第2回 ロココとCi&Tはいかにして出会ったのか

最後の最後に待っていた出会い

ブルーノ 前回は主に当社の紹介をしていただいたので、今度はこちらが長谷川さんに尋ねましょう。どのようなプロセスを経て、ロココはCi&Tとの出会いに至ったのですか?

長谷川 当社は7年ほど前から海外展開を開始しました。理由はいくつかありますが、最大の理由は「これからの時代はIT企業もグローバルでなければならない」と考えたからです。2005年に上海に、2009年には寧波にも現地法人を設立して、現地の優秀なスタッフを使って国内で手がけてきたメタワークス事業やBPO事業を推進してきました。
そうした既存事業の拡大と並行して、従来とは異なる「開発型」のビジネスを育成することが海外戦略のもう一つのねらいでした。そこで信頼できる海外パートナーを求め2004年から提携先の模索を開始したのです。

ブルーノ Ci&Tに出会うまでに、世界各地を訪問したのですか?

長谷川 ええ。技術力とコストのバランスからいわゆるBRICs諸国をターゲットに選び、ロシア、インド、中国の多くの企業を視察訪問して経営者の話を聞き、実際にインドやベラルーシの企業と提携してきました。なにせ、ロシアだけでも25社を視察しています(笑)。ブラジルは最後の訪問国で、しかもCi&Tはその最終の訪問企業だったのです。

ブルーノ 最後の最後に当社と出会ったわけですね。非常に運命的なものを感じます。

長谷川 私も同感です。CEOのCesar Gonさん(以下セザール氏)に会い、すぐに「この人とは波長が合う」と感じました。前回伺った技術力や知名度だけでなく、トップのパーソナリティにも感銘を受けたのです。また「大手との直取引しかやらない」という経営ポリシーにも共感しました。ぜひともこの会社と共にビジネスを伸ばしたいと強く思いました。

ブルーノ 彼(セザール氏)も同様に感じたようです。ロココの訪問を受けてからまもなく、今度はこちらが日本のロココ本社を訪問しました。そしてすぐに提携交渉を開始しましたね。

長谷川 今振り返っても、非常にスピーディでスムーズな展開だったと思います。

「魂の友達になれる」と確信した

長谷川 逆に、Ci&Tでは当社の何を評価し、どこに期待してパートナーに選んでくれたのか、この機会にお伺いしたいのですが。

ブルーノ いくつか理由がありますが、第一は、ロココが日本の一般のIT企業にない「グローバルなビジョン」を持っていたことです。実は当社も当時、アジア太平洋地域での事業拡大を目的に、いくつかの日本企業と接触を開始していたのですが、他の企業にはロココのようなグローバル志向が見られませんでした。
もう一つの理由は、ロココのオープンマインドな企業風土です。われわれから見ると、多くの日本企業は独特の閉鎖性を持っています。だがロココにはそれがなかった。枠を設けず、様々なことに積極的にチャレンジしていく開放的な企業文化に共鳴しました。この企業となら、同じ価値観を共有し、同じ目的を一緒にめざす「魂の友達(ソウル・メイト)」になれると確信しました。だからこそ、直ぐにパートナーシップ締結を決めたのです。

長谷川 ソウル・メイトと呼んでもらえたのは、非常に嬉しいです。

合弁会社を通じてアジアビジネスを拡大

長谷川 Ci&Tがアジア太平洋地域でビジネス強化を図るねらいは何でしょう?

ブルーノ 当初のねらいは、既存顧客である大手グローバル企業の世界戦略に対応した拠点整備です。すでにアジアは多くのグローバル企業にとって重要市場となっており、当社としても早急にこのエリアに確かな拠点を置く必要がありました。
これに加えて、現在ではアジア太平洋地域で急速に拡大しているアプリケーション開発のニーズをとらえ、この市場で新規顧客の開拓を進めていくことも大きな目的となっています。

長谷川 日本とブラジルでは、ちょうど12時間の時差があります。これを活用することで、さらに開発力・サービス力を高めることができますね。

ブルーノ もちろんそれも競争力強化に役立つ要素です。合弁会社を通して、既存顧客へのサービス力強化はもちろん、ロココと共にアジアでの新規顧客獲得に努めていこうと思っています。