コロナ禍になり、施設管理者やイベント主催者は、混雑を避けるための時間差入場の実施が求められるようになりました。その対策の一つとして、チケッティングシステムによるチケット販売を利用し、チケットをあらかじめ時間帯別に販売することにより分散入場を実施すると、「当日の入場状況を見て、都度入場制限を行う」といった運営側での対策が必要無くなります。この一例でもお分かりいただけるように、チケッティングシステムは便利なものですが、「一般的にチケッティングシステムでできる」基本機能と、「カスタマイズしてはじめてできる」カスタマイズ機能があります。今回のブログでは、それぞれの代表的な機能について説明します。
チケットの販売予約をWebサイトででき、チケットの購入者情報および販売状況の管理ができる機能です。Web予約なので非接触での販売ができます。
代表者情報、来場者数、来場時刻、利用金額などを入力できる受付画面とそれらの情報の管理ができます。団体での購入の際に、一人ずつ申し込むお客様の手間を省くことができます。
クレジットカードやコンビニ決済などマルチな決済ができる機能です。来場前に行う事前決済のため、来場者数の見込が容易になります。
QRコードによるチケット発券、及びそのQRコードが読まれたことを記録する機能です。購入者のスマホにQRコードが表示される仕様にすれば、紙チケットの発行や送付の手間とコストを削減できます。
販売可能なチケット数を「日時別」に設定することができる機能です。これにより、当日入場制限の対応をすることなく、時間差入場を実現します。
チケッティングシステムと入場ゲートの連動により、入場者の把握・管理ができる機能です。これにより、同一日時に施設、イベント会場内にいる人を特定でき、万が一感染者が出た際などのお客様の追跡が可能になります。
QRコードや顔による入場の認証を行う事で、紙チケットをもぎる行為がなくなり、非接触での入退場が可能になります。加えて、来場状況(来場数、来場ステータスなど)の確認も可能です。
ここからは、カスタマイズで可能になる機能を紹介します。ただしこれは、すべてのチケッティングサービスで対応可能な機能ではありません。以下のようなカスタマイズ機能が必要な場合は、そのようなカスタマイズが可能か、依頼前にチケッティングサービスを提供する各企業に確認することが重要です。
チケットの料金を細かく設定できます。例えば混雑回避のために、混雑する時間帯や休日の料金を割高に設定することが可能です。
紙クーポンの番号入力だけでなく、電子クーポンを活用しての割引販売が可能です。会員特典として事前に会員に電子クーポンを送ることが可能になります。
チケットの販売サイトを各施設、各イベントの世界観に合わせてデザインできます。チケット販売サイトを他施設やイベントとはイメージを変え、独自性を出したい場合に利用したいカスタマイズです。
販売サイトの使いやすさも大事な要素です。チケット購入者に高齢者が多い場合は、高齢者が使いやすいUIに変更することにより、よりユーザーフレンドリーな販売サイトの構築が可能となります。
外国人向けのサイトを閲覧された場合には、リンク先も外国人向けのページに遷移できます。インバウンド(海外からの観光客層など)の需要が復活した際には、必要になる機能です。
一般的なチケッティングシステムを利用するにあたって導入コストがかかることは当然のこと、カスタマイズはさらに費用がかかるため、「自施設、イベントが何にこだわるのか」、「何を大切にするのか」というポイントをあらかじめ定めることは重要です。例えば美術館や博物館など、「独自の世界観を大事にしている施設やイベント」ではチケット販売サイトのデザインもその世界観を表現したいでしょう。また独自性よりも、販売サイトの使いやすさ、UIにはこだわりたい場合(申込者に高齢者が多い、など)もあるかもしれません。電子クーポンを活用して会員の特別感を出したい場合もあるでしょう。まずは「何を重視したいのか」を考えたうえで、そのカスタマイズをしてくれるサービス提供企業を探すことをおすすめします。
ロココは上記のカスタマイズについてはすべて対応可能なチケッティングシステムを提供しています。これまで実際に、多様な利用者のニーズにお応えしてきました。ニーズを実現する具体案の提案も可能ですので、興味を持たれた場合はお気軽にお問い合わせください。チケッティングシステムの概要はこちらからご覧いただけます。
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