昨今では顔認証による入退場管理が拡大しています。本記事では、顔認証による入退場管理とは何か、またそのメリットや留意点について解説します。
顔認証による入退場管理では、登録者の顔を認識して入退場の認証に利用します。顔認証の特長である利用者の目や鼻、口、輪郭など顔のパーツから認証を行うことにより高精度な本人確認を行います。
顔認証での入退場管理には様々なメリットがあります。
一般的に顔認証システムは、タブレットやwebカメラなどの認証デバイスに顔を向けて認証することでロックが解除される仕組みとなっています。従来の入退場管理は、主にカードキーや暗証番号での入退場が一般的でした。しかしながらカードキーは紛失や盗難の危険や、カードキーを第三者に渡すことによる「なりすまし」入場のリスクがあります。また暗証番号での入場も、情報漏洩による部外者の入場というリスクが同様に存在します。一方、顔認証では「顔」という「その人のみがもつ固有の情報」に基づいて認証を行うため、紛失や盗難、「なりすまし」などの危険がありません。
顔認証は、両手が塞がっているときでも鍵の解錠が可能です。重い荷物を運んでいる時なども、首元のICカードをリーダーにかざす事や、認証の為に指をリーダーにセットする必要が無く、ユーザーにとっても利便性が高いと言えるでしょう。また、鍵を差し込んだりパスワードを入力したりする手間や時間が省略できるため認証スピードも早いという特徴があります。
顔認証システムは、非接触認証のため感染症対策にも有効であると注目されています。暗証番号の打ち込みや鍵の利用などによる入場の場合、接触機会があるものがほとんどでした。一方、顔認証での入場はカメラに顔を近づけるだけで認証を行うことができるため、どこにも触れることなく解錠が可能です。また、提供サービスによってはマスクを付けた状態でも認証可能なものがあります。
顔認証での入退場管理の導入を検討している場合、留意点についても知っておくことが大切です。
顔認証システムは屋外設置が難しいというデメリットがあります。光の入り方や風の強さ、雨、塵など、日々の環境によって顔認証を行うことが難しいケースがある為です。しかし設置場所の環境やカメラが防水かなど屋外環境に耐えられるかどうかを確認した上であれば、設置する事も不可能ではありません。
上記の様に、顔認証による入退場管理には留意点はありますが、今の時代に求められている導入メリットがあることもわかります。ロココでは顔認証による電気錠解錠が可能な入退場管理のサービスを提供していますので、ご興味がありましたら是非サービスページ(AUTH thru)をご覧ください。
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