ServiceNow®導入検討時におさえておきたい！導入する３つのメリット

最終更新日: 2023年08月17日

ServiceNowの導入を検討する企業が増えてきました。しかし、ServiceNowとは何なのかを理解することは簡単ではないかもしれません。

そこで、これまでServiceNowを理解するために、ServiceNowの特徴である業務フローの標準化＆自動化に焦点をあてたServiceNowの導入効果の紹介「5分でわかる！「ServiceNow」導入で実現できること」、ServiceNowを導入するほとんどの企業が導入するITSMの紹介「ServiceNowの導入前に知っておきたい！ITSMとは」など、いろいろな視点からServiceNowを見てきました。

今回はServiceNowを導入する3つのメリットについて説明します。メリットを知ることでServiceNowを理解する足掛かりにしてください。

ServiceNow導入のメリット１：ツールの統一

メリットの１つめは複数使われているツールをServiceNowに統一できることです。

規模が大きい企業ほどよくあるのが、用途や利用部門ごとに最適なツールを選択して活用しているということです。たくさんのツールが存在してしまうと、会社全体での業務フローを作成するのが難しい状況になります。

バラバラに存在しているツールをServiceNowに統一することで次のような効果が期待できます。
・会社全体での業務フローが作成できる
・それぞれのツールにかかっていたコストをServiceNowに統一することで、コストを削減できる可能性がある
・情報を集約する統合データベースが作れるようになり、情報の連携や業務の最適化を高めるための分析が可能なる
・自社のITシステムへの投資や効果、リスクなどを統合的に管理し、改善することが可能になる

このようにツールをServiceNowに統一できるという導入のメリットは、それだけにとどまらず派生的に多くの効果が期待できるようになります。

ServiceNow導入のメリット２：標準化

メリットの2つめはベストプラクティスに沿った標準化です。

部署ごと、また同じ部署でも人によってやり方が異なる、標準化されていない場合があります。業務内容によっては、それが原因で、業務に影響がでてしまう可能性があります。例えばカスタマーサービスでは、オペレーターによって回答が異なればお客様に迷惑をかけてしまうでしょう。

ServiceNowでは、ITSM（ITサービスマネジメント）の成功事例（ベストプラクティス）を体系化したITシステムのライフサイクルマネジメントに関するガイドラインであるITILv3に準拠したサービスを提供することが可能です。

このベストプラクティスに沿ったサービスの提供により次のような効果が期待できます。
・ガイドラインという客観的指標の元にプロセスを評価できる
・評価をもとにサービス品質の継続的改善が可能になる
・プロセスの中にナレッジやノウハウの共有が含まれることで、人によって対応が異なることがなくなり、提供サービスの標準化につながる

基準のないままシステムの統一や業務フローの改善を行うことでは実現がなかなか難しい提供サービスの標準化を、ベストプラクティスに沿った改善を行うことで実現できます。カスタマーサービスで対応を標準化できればお客様の満足度向上にもつながるでしょう。

ServiceNow導入のメリット３：単純化と自動化

メリットの3つめは業務フローの単純化と自動化です。

業務フローを作成したとしても、それが複雑であれば返って手間が増えてしまいます。ServiceNowは業務フローを単純化、そして自動化できる機能が備わっています。

業務フローが単純化、自動化できると次のような効果が期待できます。
・窓口が一本化されるため、申請書ごとに申請部署がどこかを考える必要がなくなる
・どの申請も一本化された窓口に申請すればいいため、申請時間が短縮される
・手続きの自動化により承認までの時間が短縮される
・手続きが可視化されるようになるため、進捗状況の把握がしやすい

業務フローの単純化、自動化は上記のような生産性の向上につながるだけでなく、従業員の満足度向上にもつながります。