【2023年版】医師向け(病院向け)の勤怠管理システムに必要な3つの機能

連続勤務時間の長さや勤務間インターバルの短さなど医師の勤務状況に対する課題解消に向けて、2024年4月から、いわゆる「医師の働き方改革」として、勤務医の時間外労働時間が「原則、年間960時間まで」となり、医師の労働時間の管理や労働時間の短縮が義務化されます。この制度への対応にはまず各医師の勤怠状況の把握から始め、状況を把握しながらのタスク・シフティング(医師への業務集中を回避するための取り組み)などが必要であり、2024年になってから準備しては間に合わなくなってしまうでしょう。
そこで医師の勤務状況を把握するために勤怠管理システムの導入を検討される病院、医療施設もあるのではないでしょうか。勤怠管理システムは数多くの企業が提供していますが、ここでは特に医師向けの勤怠管理に必要な主な3つの機能についてご紹介します。勤怠管理システムを選択する際の参考にしてください。

医師特有の勤務形態とは

まずは医師に特有な勤務形態についてみていきましょう。
・夜勤、当直、中抜けがある
・複数の医院、拠点での勤務がある
・緊急対応など急な予定変更がある
これらに対応できるかが、勤怠管理システムを選択する際の確認点になります。

医師向けの勤怠管理システムに必要な3つの機能

上記のような特有の勤務形態をもち、しかも多忙な医師に合う勤怠管理システムとはどういう機能を持ったものなのでしょうか。ここでは医師向けだからこそ必要と考えられる、または選択の際に確認したい主な3つの機能について説明します。

1.いつでも登録、変更が可能

中抜けや緊急対応など勤務状況の変更が多い医師にとって、勤務状況の登録や変更がいつでもできることは重要です。しかしながら、基本的な勤務パターンが決まっている場合、毎回登録するのは面倒なことです。そのため基本的な勤務パターンの登録が可能で、変更がある際は該当部分の修正がいつでもできるという機能であれば使いやすいでしょう。さらに医師自身が直接編集できれば、都度の申請、承認などの手間が不要となり、医師の負担を減らすことができます。また医療チームごとに勤務予定表の管理を行いたい場合は、チーム単位でのシフト登録・変更操作が可能な勤怠管理システムを提供している企業もありますので、自医院に必要な機能でしたらチェックしてみてください。

2.登録方法が簡単

いつでも登録、変更が可能であっても登録方法が手間だと忙しい時に後回しになり、登録漏れの発生につながります。勤務予定と勤務実績に変更がなかった場合は、改めての申請が不要であること、登録の際も「外勤」「時間外」などの項目を選択するだけで入力する必要がないなど、使い方がシンプルであることも多忙な医師にとって必要な機能と言えるでしょう。また「外勤」が選択項目にあることで、複数拠点での勤務の場合も簡単に登録することができるというのも医師向けに必要なポイントとなるでしょう。

3.一目で把握できる勤務状況

医師が勤務状況の登録や変更を簡単にできたとしても、勤務状況の把握が簡単にできなければ、勤務時間の管理はできません。月末になって初めて勤務時間の超過があったことがわかっては意味がなく、勤務状況の把握が簡単にできることが必要になります。また「働き方改革」は単なる勤務時間だけでなく、連続勤務時間や勤務間インターバルに対する確認も必要となってきます。そのため、法令を順守しているかも一目で把握できることが重要です。「(医師の)働き方改革関連法」に合わせて状況把握ができる機能があるかどうかを確かめましょう。また一人一人だけでなく、病院全体の勤務状況を把握できる機能があれば、状況を分析することで、今後のタスク・シフティングの改善につなげられるでしょう。

いかがでしたでしょうか。一つ一つの勤怠管理システムを確認する時間がないという場合もあるでしょう。そういう場合は医師向けの勤怠管理と謳っているものから自医院にあったものを選択するというのもいいかもしれません。

ロココでは勤怠管理システム「RocoTime」を提供しています。病院用にカスタマイズされたRocoTimeの内定が続々と決まるなど、病院への導入実績もありますので、病院の勤怠管理システムの検討でお悩みがありましたらお気楽にご相談ください。RocoTime の概要はサービスページでご覧いただけます。ご興味がありましたらご覧ください。


お申し込み・問い合わせは
こちら

お問い合わせはこちら